エアコンが効かないとき、現場が最初に確認する5つのこと
夏場・冬場に必ず増える「エアコンが効かない」トラブル。
管理会社さんや施設担当者からすると、すぐ施工会社を呼ぶしかない…となりがちですが、実は現場の職人さんが到着して最初に確認するポイントはほぼ共通しています。
今回は、仲介会社として多くの現場を見てきた視点から、「原因切り分けでムダを減らす方法」を分かりやすく整理します。
① リモコンの設定(冷房/暖房の切替・風量・風向)
現場で非常によくあるのが設定ミスです。

- 冷房ではなく除湿(ドライ)になっている
- 暖房なのに「送風」になっている
- 風向きが上向きで風が来ない
- 温度設定が適切でない(例:冷房28℃)
特に多いのは、「ドライ=弱い冷房」ではないという誤解。
湿気を取る運転のため、温度が下がらないことも多いのです。
② フィルターの目詰まり(空気が通らない)
壁掛けでも天カセでも共通して起きるのがフィルター詰まりです。

- 風量が弱くなる
- 吸い込み不足で熱交換ができない
- 効きが悪くなる
- 音が大きくなる(ゴーッと吸い込み音)
フィルター清掃だけで改善するケースは非常に多いです。
可能であれば1〜2ヶ月に一度の清掃が理想です。
③ 室外機の状態(風の流れ・周囲の塞がり)
意外と多いのが室外機まわりのトラブル。

- 草木や物で塞がっている
- 排気の流れが悪い
- 室外機のオーバーヒートによる停止
- 室外機の上に物が置かれている
- 周辺温度が高すぎる場所に設置
室外機は空気を「吸って出す」装置なので、塞がると性能が大幅に低下します。
④ ドレン詰まり(排水不良による停止)
冷房運転では水(ドレン)が発生します。その排水が詰まるとエアコンは安全停止します。
- 水が出ない
- ドレンパンに水が溜まる
- 満水異常エラーが出る
- 天井からの水漏れ
特に天井埋込タイプは、早めの対応が必須です。水漏れは天井材の損傷につながります。
⑤ 室温・湿度・外気温(環境の影響)
外気温や湿度が原因の場合も少なくありません。
- 外気温が高すぎて冷房能力が追いつかない
- 湿度が高く除湿が追いつかない
- 冬場の暖房の立ち上がりが遅い
- 広い部屋で空気が対流していない
環境が機械性能を超えると、効きが悪くなります。サーキュレーター併用で改善することもあります。
【まとめ】最初に確認すべき5ポイント
- リモコンの設定
- フィルターの状態
- 室外機まわり
- ドレン詰まり
- 室温・湿度・外気温
これらを確認するだけで、「呼ばなくても直る」ケースも多くあります。
もちろん内部故障の場合は専門対応が必要です。
設備に詳しくなくても大丈夫です
当社では、現場の状況をヒアリングし、
- 必要な業者の選定
- 空調点検の手配
- 修繕が必要かどうかの判断
- コスト比較の提案
など、中立の立場でサポートしています。
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